雑記

雑記

なぜ法医学者に作家が多いか? 〜法医学者の定年後問題〜

日々多くの本が出版されています。 法医学の教科書に関しては、近年では出版が減り、さみしい時代ですが、 逆に法医学に関連したエッセイ・小説というのは、現代でも定期的に出版がされていますよね。 これは何故なのでしょうか。 法医学者には文才が多い...
雑記

死因研究所の設立が難しい理由

Twitterにて、 「今の法医学者の立場は不安定すぎる」 そういうお話をしました。 ここでも簡単に説明します。 … 法医学者は大学からお給料を貰っています。 それは大学で、大学生への教育や、法医学に関する研究を行う対価として頂いています。...
雑記

小児の解剖

赤ちゃんや幼い子どもの解剖はつらい。。 それはどの法医学者にとっても共通の感情だと思う。 … 自身や自分の子供に置き換えて、多かれ少なかれ悲しみがやってくることはままあるが、 だからといって別に、 「ご遺体が歳を取っていれば、そのつらさが軽...
雑記

法医学会と臨床系学会の違い

実は先日の法医学会に先立って、別の臨床系学会の集会に参加していました。 そちらも言わずもがなで勉強になることばかりで、規模も大きく、大変充実していたのですが、 それと法医学会との違いを今回は書いていきたいと思います。 最初に断っておきますが...
雑記

臨床を学ぶということ

私は事ある毎に 「法医学に入るなら臨床経験を!」 と、口酸っぱく言っています。 この理由は法医学で働く上において、 ・必要最低限臨床のことを知らないと診療情報が分からないから・臨床バイトが制限されてしまうから などが主な理由です。 … ここ...
雑記

ひとり暮らしの死亡者

ひとり暮らし、、、年々単身者世帯は増えてきています。 肌感として、法医学にやって来るご遺体も同様に、単身者世帯は増えているように感じます。 … 単に“ひとり暮らし”と言うと、多くの人は”独り暮らし”…つまり「孤独な単身者」というイメージ思い...
雑記

死因の難しさ

“死因”というものはとても複雑です。 それは、死因はなかなか数字で表すことが難しいからです。 … 私はよく「死因の究明は究極のエキスパートオピニオンである」と表現します。 エキスパートオピニオン、、、専門家による意見。 そのエビデンスレベル...
雑記

科捜研と法医学

「科捜研のほにゃらら〜」 そんなドラマが有名ですね。 “科捜研”の正式名称は“科学捜査研究所”のことで、都道府県警の刑事部の中の機関です。 似たようなものに“科警研”(かけいけん、科学警察研究所)というのがありますが、こちらは東京の警察庁に...
雑記

突然死の議論

それまで健康だったのに突然亡くなる…。 解剖しても特に直接死因となる所見がない。 血液を分析しても異常は認められない。 そんな経過のご遺体に法医学ではよく出会います。 … じゃあ死因は何なのか? こういうケースで多いのが、“急性心臓死”です...
雑記

法医学教室のHP未更新問題

全国に法医学教室は多数(およそ80強)あるわけですが、その公式ホームページ(HP)が、、、 殆ど更新されていない!(情報が古い!) 内容が薄い! そもそも存在しない! 今回はこういった問題について書いていきたいと思います。 … 法医学を目指...