科捜研と法医学

「科捜研のほにゃらら〜」

そんなドラマが有名ですね。

“科捜研”の正式名称は“科学捜査研究所”のことで、都道府県警の刑事部の中の機関です。

似たようなものに“科警研”(かけいけん、科学警察研究所)というのがありますが、こちらは東京の警察庁に附属する機関になります。

科警研の中にも部署が分かれています。

・法医

・物理

・化学

・文書

各部署で業務の方向性が違うので、採用も各部署毎に行われることが多いようです。

このうち、皆さんが気になるのは、やはり一番上の“法医”でしょう。

科捜研における“法医分野”は、、、

犯罪現場に残された血液及び血痕・体液・毛髪・骨・組織など犯罪に関連する多くの資料について鑑定・検査とその実験研究を行う。これらの資料から血清学的な手法による血液型検査や最新の科学力を導入したDNA型鑑定などを行う。』(Wikipedia [科学捜査研究所]より)

“法医学”というよりは“法科学”のイメージです。

私の勝手なイメージですが、我々法医学のように「人をみる」というよりは「(人から出た)物をみる」という感じでしょうか。

ほにゃららドラマでは、科捜研(法医)の方と法医学者は密接な連携をしていますが、私の住んでいる地域はあれほど密な関係ではありません。というか、殆どありません。

毎年新年の挨拶に来られますが、それくらいでしょうか…。

我々が科捜研に行くことはありませんし、科捜研の方々が法医学教室に来ることも滅多にないです。

これは地域や教室によるのでしょうかね?

一般の人からすれば、法医学と同じくらい科捜研の謎に包まれている組織でしょうね。

前述のように、私自身も実際あまり接点がないので、よく知りません。笑

法医学教室が大学の中に所属するのに比べて、科捜研は警察機関ですのであまり情報も出てこないんだと思います。

これからの時代、そこも解禁していかねば人材不足に困ってしまうのではないでしょうか…法医学のようにッ!

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