雑記

解剖

認認介護下の死亡事例における法医学的問題

【認認介護】そんな言葉を皆さんはご存じですか?“認”とは、認知症ないし認知機能低下を指し、認認介護とは「認知症の人の介護を、認知症の人が行っている」という状態です。近年、法医学の現場でも、認認介護の環境にあったご遺体の解剖が増えていると私は...
現実世界

【法遺伝学的捜査】家系図で犯人にたどり着く

「米国で“遺伝子系図”(≒DNA情報に基づく家系図)によって容疑者を特定した」そんなニュースが数年前に報道されました。その後も類似のニュースは数多く存在します。米東部バーモント州バーリントンで今年2月、52年前の未解決殺人事件の容疑者が特定...
雑記

『検視官の現場 遺体が語る多死社会・日本のリアル』レビュー

2025年12月8日発売 1100円 中央公論新社 (出版社URL)『検視官の現場 遺体が語る多死社会・日本のリアル』新書判 全248頁 (著者:山形真紀)…年間160万人が亡くなる「多死社会」日本。多くの人はどのように死を迎え、その過程で...
雑記

私が感じる法医学の魅力

前回は、私が法医学の道を選ぶまでのお話を書きました。今回はその続き、いよいよ大学院生として法医学の世界に足を踏み入れてから今に至るまでのお話になります。学生時代も解剖見学はしていましたが、いざ「中の人」として働き始めると、そこには新たな発見...
雑記

私が法医学を選んだ理由

い、いかんー!! ブログの更新が滞っている。その理由は単純明快、法医学のネタ切れだからです。笑真面目な法医学ネタは粗方書き尽くしてしまい、最近はすっかり読書感想文ブログと化していました。そこで今回は、私の個人が日々感じることや、私から見た法...
雑記

法医学者が遺族の個別相談をお受けできない理由

(※現在ご遺族様からの個人的な相談は受け付けておりません)「家族が亡くなったのですが、不審な点があります。写真があるのですが、みてくれませんか?」ネットで活動していると、医療訴訟を中心に、このようなご相談が実は結構あります。しかし、冒頭にあ...
雑記

“不詳の内因死”とは何か?

【不詳の内因死】皆さんはこのワードを聞いたことがありますか?おそらく聞いたことのある人は、法医学者か警察医の先生、警察関係の方だと思います。逆にそれら以外の人は、あまり聞き馴染みのない言葉でしょう。今回はそんな【不詳の内因死】を取り上げよう...
雑記

法医学に対する勘違い、現実の法医学との違い

皆さんにとってまだまだ馴染みの少ない法医学者。そんな日陰の存在である法医学者を、実際どこまで深く知っているでしょうか?今回は、皆さんがよく勘違いしていることを、【一般人の勘違い】:一般の方がよく勘違いしていること【医師の勘違い】:医師(など...
雑記

法医学での経験は臨床で役に立つのか?

先日ネットで頂いた質問に下記のようなものがありました。質問者さん法医学で得た経験は役に立つのですか?私は素っ気ない人間なので、「私は辞めたことがないので分かりません」なんて答えそうになる…が!何とかそれらしい答えをひねり出して毎度毎度応えて...
雑記

データで見る“死因究明格差”

“死因究明格差”そんな言葉が有名になって久しい。『犯罪が疑われたり、死因がわからなかったりして、警察が扱った遺体で、解剖される割合の地域格差が広がっている。解剖率の向上をねらって、政府は6年前に解剖の新制度をつくったが、解剖医や予算の不足な...