雑記

臨床を学ぶということ

私は事ある毎に「法医学に入るなら臨床経験を!」と、口酸っぱく言っています。この理由は法医学で働く上において、・必要最低限臨床のことを知らないと診療情報が分からないから・臨床バイトが制限されてしまうからなどが主な理由です。…ここで言う“臨床経...
雑記

ひとり暮らしの死亡者

ひとり暮らし、、、年々単身者世帯は増えてきています。肌感として、法医学にやって来るご遺体も同様に、単身者世帯は増えているように感じます。…単に“ひとり暮らし”と言うと、多くの人は”独り暮らし”…つまり「孤独な単身者」というイメージ思い浮かべ...
解剖

初めての解剖執刀

法医学者には、誰しも“初めての執刀”があります。“初めての解剖(助手)”ではなく、“初めての(解剖)執刀”です。…前者はおそらく解剖助手・解剖補助として、もしくは解剖見学だったりすることでしょう。もちろんそこにも多くの衝撃を受け、いろいろと...
日記

解剖後の雑談

私は解剖後の雑談が好きだ。さすがに自分が執刀医の時は、解剖後、間もなく書類の作成に取りかかる必要があるので不可能ですが。そうじゃない時、、、つまり他の先生のヘルプで解剖に入る時のことです。…ご遺体を搬出した後、解剖器具の洗浄や解剖室の清掃を...
研究

法医研究のタネ

病院の所属となる臨床医に比べると、大学の所属となる法医学者はより研究の比重は大きくなります。要は「法医学者は臨床医以上に研究も頑張る必要がある」ということですね。…しかし、「研究を頑張りましょう」なんて言われても、そんなに簡単に始められるも...
解剖

死因も明らかなのに解剖が必要になる理由

死因には様々ありますが、中には“見た目明らかな”死因というものもあります。例えば、、、『ナイフで首の血管が切断され出た失血死』『交通事故で全身の高度挫滅な外傷性ショック死』『極度に痩せた衰弱死』こういったケースでは、解剖をするまでもなく死因...
解剖

検案は解剖か?

「解剖をお願いします」そう言われた際に、検案(外表検査)だけで終わることは許されるだろうか?『否』これが常識的な答えでしょう。やはり「解剖を!」と言われれば解剖するのが筋ですよね。…それでは「解剖をお願いします」と言われて、“検案しないこと...
日記

法医学者の悪夢

久しぶりに悪夢を見ました。。しかも、微妙に法医学に関係する夢…。こんな夢、いつぶりだろう?イメージとしては、“名探偵コナン”と“バイオハザード”が合体したような夢でした。笑……ある大型ホテルで女性が亡くなって、、、その傍らに犯人からのメッセ...
日記

五月病

5月に入りましたね。新生活から1ヶ月、、、世の中には五月病という言葉もあります。法医学者としても5月は確かに“そういった”ご遺体によく出会う気はします。みんな必死に頑張っているんですね。。…ゴールデンウイーク。テレビでは全力で連休を楽しむ人...
解剖

休日の法医学

「休日にも解剖は入ってくる」そんな話は多くの人が知っているかも知れません。確かにそうです。ご遺体に休日はありませんせんからね。では、実際問題、法医学者にとって休日は平日よりも忙しいのでしょうか?…結論から書いちゃうと…総合するとやはり「のん...