学会で発表するということ

今年も学会シーズンが到来しました。

今回の会場は小田原です。

新幹線駅もあり、都市部であり、そして箱根(温泉)も近い!笑

天気さえ良ければ、最高の学会となることでしょう。(いや、悪くても最高なことでしょうーッ!!)

学会では、1年に1回、日本中の法医学者が集まるわけですが、そこで何が行われているのか…?

【学会=学術集会】

この略称から分かるように、学会では、、、

『法医学者が集まって、学術的な発表を行う』

のですッ!!

そこまで研究してきた結果を、そこで発表するわけですねー。

決して、旅行に行くわけではないんですよッ!?笑

法医学関連の学会は、分科会を除くと、今回の“全国集会”か、秋頃にある“地方集会”のたった2つしかないんです。。

つまり、これらを逃すと、それまで頑張ってきた研究成果の御披露目の場が無くなってしまうのですね…。

※正確に言えば、翌年の集会や論文雑誌への投稿という手段はありますが。

これは研究者としては悲しい。。

とはいえ、学会発表って、慣れないうちはあまり気乗りがしないんですよね。。

人前で発表は緊張しますし、他人から鋭い質問が飛んできたり、ひょっとすると変な質問してくる人がいたり…。笑

若手の頃は特に経験値も低いので、

「できるのなら、発表したくない、、、」

と思う人も多いのではないでしょうか?

何を隠そう、私もそうでしたからねー!笑

しかし、若手発表は、近年は別枠を設けてもらえるので、発表することへのハードルは格段に下がっていますッ!!

また各大学で演題を出せる数が決められている(口頭発表1演題、ポスター発表2演題)のですが、、、

なんと学生発表では、演題に制限なし!

つまり「今回は発表者が多いから、私が発表する席は残ってないですねー!」という言い訳は通じません。笑

でも、さっき書いたように、発表のハードルは通常の一般演題より全然低いですし、優秀な発表には賞を与えられますよー!ゼヒゼヒ

実は私、毎年学生発表を楽しみにしていて、

「へー!こんな考え方があるんだ!」

「おっ!面白い研究だなー!」

「おぉ!この子の発表うまいなー!」

みたいな発見があります。

是非とも盛り上がってほしいものです。

ちなみに↑の通り、発表形式には“口頭発表”と“ポスター発表”があります。

口頭発表:聴衆の前でパワーポイントを使いながら発表し、その後質疑応答する。

ポスター発表:紙ベースの発表紙を予め用意し、当日張り出したポスター横に立って、決められた時間内で随時閲覧者からの質問を受け答える。

口頭発表では、実際にパワーポイントを用いることで動きのある発表ができる一方、ポスター発表では演題内容を自分のペースでゆっくり見れます。(質問のハードルもポスター発表の方が低い)

両者とも一長一短ありますね。

個人的には、The学会発表な感じの口頭発表の方が聞くのもやるのも好きです。

ポスター発表は最悪の場合、一つも質問をもらえずに、ただ自分のポスターの傍らで突っ立ってることにもなりかねません。。

質問したくなる魅力の無いポスターを作った自分が悪いんですけどね!苦笑

それに口頭発表は各大学1演題しか出せませんから、教室内の競争率?も高いかも知れません。

ただこれはそもそもちょっと少ない気も…。

やはり法医学は人手不足なので、座長を引き受けてくれる人がいないのか、、、

それとも単純に発表希望者が少ないのかッ!?笑

内科学会や外科学会を経験すると、少し物足りなくなりますかね。

学会発表の醍醐味は「発表を聴くこと」ではなく「発表をすること」です!

発表することで理解も深まり、新たな視点を見つけることもできます。

これこそが学会発表の一番のメリットであり、積極的に質の高い発表をすべき理由であると私は思っています。

私も周りに負けじと研究を進め、胸を張った発表をしていきたいものですねッ!!

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