現実世界

雑記

法医学に対する勘違い、現実の法医学との違い

皆さんにとってまだまだ馴染みの少ない法医学者。そんな日陰の存在である法医学者を、実際どこまで深く知っているでしょうか?今回は、皆さんがよく勘違いしていることを、【一般人の勘違い】:一般の方がよく勘違いしていること【医師の勘違い】:医師(など...
日記

法医学者としての“こだわり”

さて、私もこの業界に身を置いて久しいです。いろいろとこだわりも出てきます。今回はそんな私の“こだわり”をご紹介します。…最初に断っておきますが、そんな大したことではないです。笑「解剖は絶対にこうする〜」だとか、「私はこうでなければ鑑定ができ...
日記

法医学者の2024年振り返り

ブログを書き始めてもう大分経ちますが、そう言えば、1年の振り返りみたいな記事を書いたことがありませんでした。こちらのブログは“ざっくばらん”が売りのブログなので、こちらにツラツラと今年の反省や思い出を振り返りたいです。…今年の大きな出来事と...
研究

胃内容物の貯留の程度は、死後経過時間の当てにはならない

今回は「胃内容物の貯留の程度は、死後経過時間の当てにはならない」というテーマを、論文を引用して記事を書いていきます。はじめに人が亡くなった場合、「何が原因で死亡したのか?」“死因”というのは、皆さんの多くが気になるところだと思います。そして...
日記

若手法医学者の苦悩

先日のポストでは、大変ご心配をおかけしました。いやはや、もういろいろとアップアップな状況がついに限界を迎え、破裂しちゃった感じです。Xは拡散性が強いため、今後愚痴はブログの方に書こうかな!なんて。笑…経緯がよくわからない方もいると思うので、...
教育

法医学が医師臨床研修の一部に!?

先日、厚生労働省HPの医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会ページにて、下記のような資料が公開されました。医師臨床研修(いわゆる“研修医研修”)の指導者向けガイドラインですが…↑画像の通り、法医学に関する文言が新設されています!また、法医の...
教育

法医学は独立した専門領域であるべきか?サブスペでもよいか?

我が国 日本において【法医学】は、医学の中で独立した学問領域となっています。具体的にみると、医学全体を束ねる学会である“日本医学会”にある143ある分科会のひとつです。※画像はWikipediaより(↑はNo.136までですが、現在は143...
解剖

Ai(オートプシーイメージング)の行く先

最近チャットGPTが流行ってますよねー。私なんか課金までしちゃってますよ!笑…って、それはAI 人工知能ですね。そうではなく、今回のテーマはAi 死後画像検査です。皆さんは「Ai」と聞いて何を思い浮かべますか?もしかしたら、海堂尊さんの小説...
質問コーナー

法医学者への100の質問 84〜100番目

さて、今回で100の質問も最後です。一気に突っ走っていきましょう!…1〜10番目11〜20番目21〜30番目31〜40番目41〜65番目66〜75番目76〜83番目84〜100番目(本記事)…その他の楽しい質問84. もしも法医学者になって...
解剖

監察医務研究所・死因調査事務所とは何なのか?

先日、あることを耳にしました。『死因究明を行う株式会社が存在する』【死因調査事務所】は、医療法人でも、NPO法人でも、一般社団法人でもなく、“株式会社”として設立するのだと初めて知った…。ただし神奈川県ということで、旧監察医制度(←神奈川県...