私は解剖後の雑談が好きだ。
さすがに自分が執刀医の時は、解剖後、間もなく書類の作成に取りかかる必要があるので不可能ですが。
そうじゃない時､､､つまり他の先生のヘルプで解剖に入る時のことです。
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ご遺体を搬出した後、解剖器具の洗浄や解剖室の清掃をしながら、他の助手さんや警官と世間話をする。
時間としては、ほんの数十分程度だろうか。
最近のニュースについて話したり、芸能人のゴシップ。
時には教授の不満を言ったり、全くプライベートな話をぶっちゃけることもある。
本当に他愛もない話なのだけれど、何故か好きなのである。
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みんなそれぞれいろんなことに不満を持ちながらも、それでも必死に今日も働く…。
そんな些細な雑談を通して、互いの気持ちを共有しながら、日々繰り返す。
私はそんな日々を嫌いじゃないのかもしれない。
